主な性感染症(STD)


クラミジア感染症 性器ヘルペス 淋病 トリコモナス膣炎
カンジダ膣炎 尖圭コンジローマ 梅毒 エイズ(HIV感染)

●クラミジア感染症●

● 主な症状/最初はほとんど症状はあらわれない。排尿時の軽い痛み、おりものの増加など。


若い女性の間で、今もっとも患者数がふえているのが、このクラミジア感染症です
(20〜24歳の女性では15.6人に1人がかかっているという調査結果があります)。
急増の原因のひとつは、自覚症状が軽いため、知らないうちに相手に移してしまったりするためです。

また、気づかないうちに病気が進行してしまうと、尿道炎、子宮内膜症、子宮内膜炎、卵管炎、

ひどくなると骨盤内の臓器が癒着し、さらにひどくなると肝臓の下にまで及びます。

不妊症の初期検査のひとつになっています。症状は軽くても油断できない病気です。


●性器ヘルペス●  

●主な症状/性器の皮膚・粘膜に様々な大きさの潰瘍ができ、激しく痛む。左右対称に出来るのが特徴。時として高熱がでて全身状態も悪く、入院が必要となることもある。


治療を受けて症状が消えても、完治したとは限らないのがこの病気のやっかいなところ。

潰瘍が治っても、体力が落ちると再発するといったことを繰り返します。

特に妊娠中に感染すると治りにくいので要注意。

特効薬があるのですが妊娠中には遣いたくありません。

分娩進行時、産道に症状が出ていると赤ちゃんに病気をうつし、

死亡率が高い新生児ヘルペスを引き起こすため、感染の成立した時期によって帝王切開が必要となります。


淋病●

● 主な症状/女性の場合、陰部の不快感、異臭のある黄色い膿のようなおりものの増加など。
のどや目に感染する場合もある。


過去の病気と思われがちですが、クラミジアと同様に1995年以降、感染者数が急増している病気のひとつ。

女性の方が症状は軽いのですが、そのため感染したこと気づかず放置していると、

激しい下腹部痛や発熱がおこり、不妊症になってしまうこともあります。

パートナーが感染したときパートナーに自覚症状がでやすい病気です。

わかった時点で、きちんと検査・治療してもらうことが必要です。


●トリコモナス膣炎●

● 主な症状/黄緑色の泡だったおりものがたくさん出る。性器が赤くなったり、かゆみを感じる。独特の魚が腐ったような生臭においがする。


放っておくと卵管炎を起こし、不妊症の原因にもなるので早めの治療が大切。

男性にも感染しますが症状が軽く、気づかないことが多いようです。

そのため、女性が治療しても、また男性からうつされるということを繰り返す----

いわゆるピンポン感染(互いにうつしあうこと)も多いため、

パートナーにも一緒に治療を受けてもらいましょう。


●カンジダ膣炎●

● 主な症状/豆腐のカスのような白くポロポロしたおりもの(カッテージチーズそっくりです)の増加。外陰部の激しいかゆみ。


カンジダというカビの一種が増殖しておこる病気で、セックス以外の原因もあります。

たとえば、妊娠したり、糖尿病にかかったり抵抗力がおちたとき、

抗生物質を服用したときに発病しやすくなります。

また、カビの一種なので通気性のよくない下着やストッキングが原因になる場合も。

トリコモナス症と同様に、男性は感染しても症状が軽いので、ピンポン感染にも注意が必要です。


●尖圭コンジローマ●

● 主な症状/性器にとさか状のいぼができるが、痛みもかゆみもない。


外陰部周辺 膣内にとさかのようなのイボができます。

外科的手術で取り除く必要があります。しかし、治ったようにみえて、再発する可能性が高いため、

根気よく治療に取り組みましょう。

この病気を引き起こすヒトパピローマウイルスは子宮頸がんの発生と関係があるため、

早期発見・治療が大切です。


●梅毒●

● 主な症状/感染後2?3週間後には外陰部に硬いしこりがあらわれ、2?3ヵ月後には全身に発疹などの皮膚症状や害陰部などに小豆大のできものがあらわれる。


潜伏期と症状ができる時期を繰り返し進行する病気。早期に治療すれば完治しますが、

放っておくと脳の神経がおかされてしまいます。

潜伏期間が長いため、知らないうちに多くの人に移してしまう可能性があるだけでなく、

感染したまま妊娠すると胎児にも重大な影響を与えます。


●エイズ(HIV感染)●

●主な症状/感染して2?8週間でかぜのような症状(気づきにくい)。やがて発熱、強い疲労感、下痢などが起こり、発病するとカリニ肺炎、カポジ肉腫、結核などの日和見感染症を併発。


HIVによってひきおこされる感染症。注射の回し打ちや輸血でも感染しますが、

最も多いのはセックスによる感染です。しかし、感染しても気づかないことが多く、

ウイルスが徐々に免疫機能を破壊し、数ヶ月から十数年で発病します。

この長い潜伏期間に気づかぬまま他人に移してしまうのがこの病気の恐ろしいところ。

発症を遅らせる薬は開発されていますが、完治はできないため、コンドームを使用して予防しましょう。