| ●妊娠中に子宮がんが見つかった場合は?● |
妊娠して初めて産婦人科を受診された方の中で
だいたい1万人に10人ぐらいの確立で子宮がんが見つかります。
浸潤がんとわれる進んだ状態なら、妊娠していても子宮の摘出が必要ですが、
初期の状態なら妊娠したままで経過を見て、多くの場合は出産もできます。
妊娠という現象ががんを進めることはないという見解に達しています。
直ちに手術を受けることが最善索ですが、分娩が終わってから手術を受けることもできます。
子宮をとらなければいけないか、妊娠状態のまま病変の部分だけを切り取るかは
精密検査などを行ったうえで、じっくり家族や先生と話し合ったうえで決めることが必要です。

|
| ●30歳以下だから検診はいらない?● |
子宮体がんが発症しやすいのは50〜60歳代、子宮頚がんは40〜50歳代がピークですが
最近は若い人が子宮頚がんになるケースが増えています。
その理由は、子宮頚がんは、セックスの時に感染するHPV(ヒトパピォーマヴィールス)が
大きく関わっているため。
自治体の子宮がん検診は30歳以上のところがほとんどですが、
若いからといって決して安心できるものではありません。
若くから男性経験がある人や、多数の男性とのセックス経験がある人は
30歳以前から検診を受けるようにした方がいいでしょう。

|
| ●疑わしい結果が出た場合は?● |
コルポスコ−プと呼ばれる拡大鏡で、膣内を観察する、
組織の一部を切り取って調べるといった精密検査を行います。
切り取る時には多少の出血はともないますが、痛みはほとんどありません。
約1週間程度で検査の結果がわかり、90%以上の確率で診断できます。

|
| ●子宮がんの治療法は?● |
がんであっても初期(0期)であれば、頸部だけを切除し、子宮を残すこともでき
手術後に、妊娠、出産することも可能です。
また、病気の状態によっては、日帰りで受けられる手術もあります。
しかし、がんが進行していた場合は、 子宮、卵巣、膣、リンパ線などの摘出が必要です。
卵巣を切除すると、更年期障害の症状が出ることもありますが、
ホルモン補充療法によって症状をやわらげることができます。

|