IUD(子宮内リング)

〔装着後に注意すること〕 〔副作用〕 〔IUDの向く人〕 〔IUDの
向かない人〕
こんなときに、
IUDは役立ちます

IUD(子宮内避妊用具)とは

IUDは、プラスチック等で作られた小さな器具。
リングといった方が、ご存知の方も多いかもしれませんね。
(日本で最初に認可されたIUDの形状からそう呼ばれていました)

これを子宮内に入れると、精子と卵子の受精や受精卵の着床を妨げられ、

妊娠を防ぐことができます。ピル同様に、男性に頼らない女性主導の避妊方法として、

世界で約1億1000万人の女性が使用しています。

避妊効果が約98%と高いこと、2〜3年間は装着したままで良いため、

セックスのたびに避妊する煩わしさがない等が、

多くの女性に受け入れられている理由といえるでしょう。

●世界のIUD使用状況
(1994年国連のデータより)


世界で約1億1000万人が使用


●IUD販売状況

2500万から3500万個/年
内訳: T-model(TCu200、TCu220、TCu380A)


●各国のIUD普及率
中国 約30% スカンジナビア諸国 約27%
他の発展途上国 約27% それ以外のヨーロッパ 約7%
先進国全体 約6.7% 日本 約3.1%
1998年


★世界的にみると、妊娠可能な女性の約12%が避妊法としてIUDをしようしています。



〔装着後に注意すること〕

年に2回の検診、2〜3年ごとの入れ替えは必要です

また、月経が遅れる、妊娠の兆候があらわれたといった場合には、

お医者様に受診してください。

100%妊娠の可能性がないわけではありませんし、

子宮外妊娠の可能性もあります。

IUDは子宮内の着床は防ぎますが、子宮外妊娠は防げません。

近年急増している性感染症の感染は防げないため、
特定のパートナー以外とのセックス等、感染の危険がある際には
コンドームとの併用をおすすめします。


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〔副作用〕

まれに装着時に感染し、骨盤内炎症性疾患をひきおこすことがあります。
その際はIUDを除去する必要があります。

月経が長引く、月経痛がひどくなる、出血量が増える場合があります。

装着・除去時に下腹痛・出血・腰痛が見られることがあります。

MRIの時に問題になる場合があります。
MRIによる検査を受ける場合には、装着を見送った方が良いかもしれません。


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〔IUDの向く人〕

出産経験のある人

次の出産まで間隔をあけたい人
(出産を機に、IUDを装着される女性が多いようです)

ピルの使用に適さない人(中高年期の方・喫煙者など)

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〔IUDの向かない人〕

出産経験のない人

月経量の多い人

性感染症にかかる危険性の高い人

子宮・性器などに変形・炎症のある人

妊娠中または妊娠の疑いのある人

子宮がん・卵巣がんの疑いのある人

子宮筋腫、子宮内膜症の疑いのある人。
(MRIによる検査の可能性があります。)

事前に婦人科医に十分にご相談ください。

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こんなときに、IUDは役立ちます。

出産後の避妊

出産後しばらくは排卵が不規則になり、思わぬ妊娠をしてしまう方が多いようです。

数年間は子育てに専念したい、もう子供はいらないといった方は、

出産後すぐにIUDも含めた避妊方法について考えてもらいたいものです。

銅付加IUDであれば、出産後6週間以上経過し、子宮が元に戻れば挿入できます。

更年期の避妊

子育ても一段落、これからは自分のために時間を使いたいと考え始める

30代半ばから40代。ちょうどその頃、女性の体は少しずつ衰え始めて,

排卵は不規則になり、避妊に失敗する可能性も高くなってきます。

今さら、と思わずにしっかりとした避妊をしてもらいたいものですね。

喫煙者でなくても、40歳を過ぎれば、ピルの服用は慎重にしなければならない

といわれているため、確実に避妊したい方で不妊手術を望まれない方には最適です。

緊急避妊法としてのIUD

セックス後、5日以内に銅付加IUDを挿入することで、

受精卵の着床を妨げる緊急避妊法があります。

避妊に失敗した、暴力でセックスを強要された場合など、

早めにお医者様に相談しましょう。

そのまま装着したままにしておけば、その後の避妊にも役立ちます。

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資料提供:日本オルガノン株式会社   監修:医学博士 田所千加枝 転載禁止