【過去の質問と回答】


Q1. 思春期の娘の胸の状態について

13歳の娘のことです。

まだ生理はありませんが、胸は膨らみ、顔にはにきびが出ていてます。

季節の変わり目に腕や足、首などにほんの軽い湿疹ができます。

先日それが少し長引くので皮膚科を受診した際に、

この春から断続的に、右胸の乳首と乳輪の境あたりが少し傷ついた

ような状態になり、体液?(黄色)が滲出していることについても相談したところ、

胸を見もしないで「夜掻きむしるからだよ」で片付けられてしまいました。

本当にそうでしょうか?

思春期にこのようなことが起こることがあるのでしょうか?

それとも何か病気でしょうか?

本人は特に痒いとは言いませんが、多少痛いようです。

ご回答を、どうぞよろしくお願いいたします


★ドクターからの回答★

思春期には、乳房が膨らみだして、痒くなることがあります。

夜中に知らずに掻いていることがあります。

今回の貴女の娘さんがそうであるかは診察しないと分かりませんが、

その可能性が一番と思われます。

念を入れるのには皮膚科的にもう一度他の先生に診察してもらわれては

いかがでしょうか。特別な病気とは思えませんが。


Q1. 初潮について

私は今年で18歳を迎えるのですが、

未だに初潮がありません。いくらなんでも心配だとゆうことで

病院にいきました。結果、私の子宮があるかどうか
(入口らしきものがあるからないとは思わないが)

分からないと診断されて、もっと大きな病院で診てもらう事に

なるかもしれないと言われました。

少なからず自分自身、一定の周期でお腹が痛くなったりだとかの覚えもなく、

どうすればいいものか困ってます。

もちろん、もっと精密に検査していく事になるとは思うんですけど、

こういう場合はどういった措置をとられるのかが不安です。

ホルモン注射とかをされるのでしょうか?教えてください。

★ドクターからの回答★

18歳になっても初潮がないとのことで、ご心配なことでしょう。
この場合には、検査をいろいろといたしますが、
主な検査は以下の通りです。

 (1)血液中の女性ホルモンの測定
       モ血液を採ります
 (2)子宮があるかどうかの検査
       モ超音波検査かMR検査をします
 (3)染色体の検査
       モ血液を採ります

これにより、どこが悪いのか、どのような治療をすればいいのか

が分かります。その結果によって、クスリを飲む場合、注射をする場合、

手術をする場合、などがあります。婦人科でもホルモンを専門にして

る病院で検査を受けられる方がいいと思います。

Q2. 更年期のパートナーとの性交渉について

私は、43歳の男性です。

今、私が付き合っている女性は47歳で10年程前に未亡人になり、

それ以来セックスをしていませんでした。

年齢的に考えても更年期障害が出てきてもおかしくない頃だと思いますが、

膝の痛みや肩こりなどそれらしい兆候が見られるようです。

少しでも更年期障害の時期を遅らせたり、楽に過ぎてしまわせたいと願っている

のですが、セックスと閉経、更年期障害の関係についてご教示いただけませんか。

セックスをすることが女性ホルモンに影響があるのであれば、それも考えていきたいと思っています。

私にとってすごく大切な女性なので、よろしくお願いします。

★ドクターからの回答★

お相手の女性のお歳からすれば、更年期に入っていて、

いろいろな症状があっても不思議ではないです。

更年期を快適に過ごせてあげたいとのことですが、

それには、次のように大きく二つのことがあげられます。

まず一番目ですが、精神的にゆったりした生活をすることです。

そのためには、趣味を持つ、軽い運動をする、などいろいろとあるでしょう。

そのほかにセックスをするのが苦痛でなければ、それも助けになるでしょう。

またセックスをすることのみならず、それまでの過程も精神的にプラスだと思います。
 
 次に、すでに月経が不順であったり、停まってしまっていたりする場合には

女性ホルモン剤を飲めば更年期の症状は軽くなり、快適で、若々しく、美しく、

健康に過ごせると思います。クスリのことは婦人科を受診してご相談下さい。

Q1. ダイエットと生理不順

1年ほど前、ダイエットをして生理が来なくなり、

3回ほどホルモン剤による生理をおこしていました。

それから食事量も変わらず運動もしていたのですが、

体重が10kgも増えてしまいました.

まだ生理不順の状態なのですが

この体重増加はホルモンのバランスが崩れていることから

おこっているのでしょうか。

また改善法はあるのでしょうか

よろしくおねがいします。

★ドクターからの回答★

 結論は、女性ホルモンのバランスの崩れが肥満を起こさせている
とは考えられません。

もともと女性ホルモンが正常に出ていても、

崩れても体重に急に影響することはありません。

もちろん長い期間には影響することはありますが。
 
逆に体重の変動は、卵巣の働きに大きく影響します。

例えば貴女がダイエットすると月経がなくなるのでもお分かりでしょう。

今回のように急に体重が増えても月経不順になることもあるのです。

したがって今回のダイエットや体重増加は、卵巣の働きに悪く作用して、

月経がなくなったり、月経不順になっているのです。

それではなぜ今回体重が増えたのでしょうか?

詳しいことは貴女の食生活などを詳しくお聞きしないと分かりませんが、

おそらく食事の摂取量がご自分では変わらないと思われていても、

実は増えている可能性が一番考えられます。

適正な食事と運動を保つしか方法はありません。

そうすることによって卵巣機能、つまり月経状態も正常に戻るはずです。

Q1. プロラクチン血症と頭痛

5年程前に高プロラクチン血症と診断されて、パ−ロデルを服用していました。

その間に結婚をして、婦人科に定期的に通い、幸運にも結婚半年で子供を授かりました。

卒乳がおわりもう1年以上経ちますが、まだ母乳らしきものが出ます。

また再発したと思いますが、このままにしておくと今後何かの病気などに発展していくのでしょうか?

今のところ家庭の事情もあり子供は一人と話し合っています。

前に飲んでいた薬も、少し副作用もあったので、また何年か使用すると思うと

少しためらってしまいます。

出産してから前ほど生理不順も無く、不正出血もありません。

ただ頭痛が以前より増えたことも気になり、高プロラクチンと頭痛の関係はありますか?

今は子供が小さいこともありなかなか病院へはいけれないのが現状です。

このまま様子を見てもいいものか不安になり質問させていただきました。

よろしくお願いいたします。

★ドクターからの回答★

 貴女の妊娠前の高プロラクチン血症の原因によると思いますが、

今回は妊娠前の原因が解決されずに単にパ−ロデルを服用して、

プロラクチン値が下がり妊娠しただけであれば、妊娠・分娩終了後に

以前の状態に戻るのは当然のことです。

母乳らしきものが出る(乳漏症)といわれていますので、

とりあえず血液中のプロラクチン値を測定することです。

 さらに妊娠・分娩がきっかけで高プロラクチン血症になったことも考えられます。

あるいはこの両者がかさなっているかもしれません。

おそらく前者ではないかと推測いたしす。

ただ月経が順調であることから、高プロラクチン血症があるかどうか

検討を要します。

 したがって今するべきことは、
 @血液中のプロラクチン値を測定する
 Aもし高プロラクチン血症であれば、その原因を調べる
 B原因はともかく乳漏症を抑えるだけが目的であれば、
  以前に飲まれたパ−ロデルか、 副作用が少ないテルロンを服用する
  でしょう。

今の状態では頭痛とは関係ないと思われます。

Q1. 腫瘍と妊娠(黄体化未破裂卵胞

私は33歳の既婚の会社員です。

2年前にそろそろ子供が欲くて婦人科に行ったところ、

両方の卵巣に良性の皮様嚢腫(4cm、6cm)と子宮にショウ膜下筋腫(4cm)

がみつかり、核出手術で機能を残し腫瘍をとりました。その後回復は順調で

妊娠をしようと思って9ヵ月間頑張っておりますが、なかなか授かりません。

2ヵ月前からクリニックに行きはじめました。プロラクチンが高め(数値16)

ということで、それほど高くはないが妊娠を妨げ原因を少しでも排除するため

プロテンを処方され1ヵ月ほど飲んでおります。それから排卵日前から卵胞の

チェックもしております。順調に大きくなっておりましたが、高温期の2日目に

なっても卵胞が卵巣に残っているそうです。チョコレート嚢腫瘍ではないが、

大きいのに排出されなかったようです。先生はまた来月も同じ事を繰り返しましょう

といいましたが、卵胞が卵巣に残るということはどのような不全でその治療方法が

どのようなものかを教えて頂けますか?それから、このような現象は、

たまたまある月に起こった特殊な症状でしょうか?それとも1回でもそのようなことが

観察されたら、治療しない限りそのような事が今まで繰り返されていて、また今

後も繰り返されるのでしょうか?以前からそうだったのか、手術をしたため

そうなったのかも気になります。よろしくお願いします。

★ドクターからの回答★

貴女の今回の場合は、おそらく「黄体化未破裂卵胞」と考えられます。

通常基礎体温が上昇すれば排卵したものと思われていましたが、

基礎体温が上がって、黄体ホルモン(プロゲステロン)の値も上昇し、

子宮内膜も厚くなって、排卵の兆候がすべてそろっているにもかかわらず、

実際には卵胞が破れておらず、排卵していないこともあるのです。

繰り返していえば、卵胞が十分成熟しているにもかかわらず排卵が起こらず、

普通は排卵後に空っぽになった卵胞が黄体へと変化していくのに、

排卵が起きないまま黄体化してしまう卵胞のことを「黄体化未破裂卵胞」と呼んでいるのです。
 
残念なことに、これがなぜ起こるのかははっきりと分かっていません。

また一度起これば繰り返すのかも分かっておりませんが、

自然に治癒することもあるのです。
 
通常一度そのようなことが起これば、今後もちゃんと排卵したかどうかを

超音波検査で確認してもらうことが大切です。もし続けて起こるようであれば、クロミッドや

HMGなどの排卵誘発剤や卵胞穿刺(膣から針を刺して卵巣に穴を開ける)

によって次の排卵を促すようにするのです。
 
貴女の場合、以前から繰り返していたのかは不明ですし、

前回の手術に関連しているとも断言できかねます。

この「黄体化未破裂卵胞」については、まだまだ不明な点が多いので、

お答えが釈然としないことをお許し下さい。


今回、質問に回答して
くださったお医者さまは・・・
三宅婦人科内科医院院長
婦人科・内科 三宅 侃先生


元大阪大学医学部産婦人科助教授。
内分泌系(ホルモン)の専門医。
更年期・ホルモン系疾患に造詣が深い。

三宅婦人科内科医院
〒540-0033  大阪市中央区石町1−1−1 天満橋千代田ビル 2号館
TEL 06-6966-3063 /FAX 06-6966-3064


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