【過去の質問と回答】


Q1. C型肝炎の人の妊娠・出産について。

はじめまして。私はC型慢性肝炎のため、ウルソというくすりを飲んでいます

生理が止まり、なんとなくつわりのような症状があり 薬をつずけていいものか

かかりつけの病院が遠く、主治医も常にはいないし 次の定期検査までまだ

1ヶ月近くあるのでどうしたものかと 迷っています

2人の子供を出産しているので つわりの症状も間違いないと思っています。

現在の子供たちを産んだ時は、薬も飲んでいませんでしたが、

今回は妊娠前から飲んで いるものなので 心配です 婦人科の先生はどう思いますか?

赤ちゃんの事も心配ですが、もし問題なく出産できたとして 自分の体力にも自信が

ありません。

肝炎を今よりもっと悪くしてしまうのではないか と・・・・

まだ 小さい2人の子供たちのことを 考えると無理も出来ません。

先生の経験から 肝炎の患者の出産・育児とは どんなものか

差し支えなければ教えてください お願いします。




★ドクターからの回答★

C型慢性肝炎があり、ウルソというくすりを飲んでおられて、妊娠されたのですね。
今の貴女のご心配は、以下の4点ですね。
      1.妊娠前から飲んでいるが、問題はないか?
      2.妊娠中にこの薬を飲んでもいいか?
      3.妊娠・出産で、肝炎に影響しないか?
      4.肝炎の患者の出産・育児とは どんなものか?

1と2について,
 この薬は通常量ですと、妊娠前、妊娠中に飲んでも妊娠には影響しないとされてい
 ます。もちろん大量に長期間飲めば影響する可能性はあります。

3について
 貴女の肝炎の程度によりますので、担当の先生によくお聞き下さい。今のくすりの
 内容から推測して、貴女の肝炎はおそらく軽症と思われます。その場合には妊娠や
 出産によって、今の肝炎が悪化するなどの影響は軽微かほとんどありません。
 ただし現在の肝炎の状態が悪ければ、内科の担当医師から産婦人科の医師への検査
 の報告をしてもらい、妊娠を継続するかなどを含めて検討する必要がでてきます。
 いずれの場合でも妊娠中は、肝機能検査を1−2ヶ月毎に行うのです。

4について
 出産時の児への感染は約10%で授乳により児への感染率が高くならないと報告さ
 れています。したがって分娩は通常通りで、現時点では母乳哺育を中止しなくて良
 いとされています。その後定期的に肝機能検査も続け、児も小児科において感染し
 たかどうかのチェックを受けるようにしましょう。


Q1. 高齢出産のリスクについて

はじめまして。28歳の主婦です。

先日、30歳を超えての初産は、危険を伴う可能性が高くなると聞きました。

また、出産の経験がない女性は、婦人病になる確率が高い、とも。

30歳を超えての出産では、どのような危険があるのでしょうか?

そして出産をしない場合、そのことによってなる確立が高くなる婦人病とは

どんなものがあるのでしょうか。



★ドクターからの回答★

現在日本では35歳以上で初めて出産する場合を高齢初産と呼ばれています。

世界的にはこれに加えて40歳以上の経産婦(1回以上出産したことがある)

も高齢出産と呼ばれています。

高齢出産には、以下の3つのリスクがあります。
 @妊娠中の異常ーー流産・早産・妊娠中毒症などの頻度多くなる。
 A分娩時の異常ーー軟産道強靱のため微弱陣痛・分娩遷延・軟産道
          損傷などの異常が生じやすい。
 B胎児の異常ーーーダウン症候群などの染色体異常が多く、40歳
          以上では多の奇形が多くなる。さらに子宮内胎
          児発育遅延、未熟児も多くなる。

そういったリスクを回避のためには、頻回に検診を受ける以外にはありません。

染色体異常は羊水検査により知ることができます。 

また、出産未経験の女性は、婦人科系の病気の中では

子宮内膜症、子宮体癌、卵巣癌などにかかりやすいとされています。

Q1. 卵巣膿腫手術後の日常生活について。

33歳主婦です。  6月12日に左卵巣嚢腫(皮様性)で開腹手術し左卵巣摘出ました。

良性で12cmくらいありました。傷も13センチくらいです。

手術時間も、癒着がなく、一時間もかからず終わりました。その後も良好で、

術後10日で退院し、7月20日の検診では、”普通の生活に戻ってください”といわれました。

その後、だんだん体力もついてきたので、いろいろ家事もこなしているのですが、

約術後60日にな.るのですが、体重が5キロも増えてしまい困っています。

運動とか、はじめたいのですが、やはり重い物や長時間たっていたりすると、傷やお腹の

痛みがでてきます。子供が一人で小2なので、相手をしてるので、結構体力つかってます。

自分のできる範囲で、運動を始めてもいいのでしょうか?

お腹を切っているいるので、やっぱり、腹筋がかからないようにした方がいいのでしょうか。

今、腹帯もまいているのですが、ガードルでもかまわないのでしょうか?

プールなどは、いつ頃からいいものなのでしょぅ。後、性生活は、などおしえていただきたいです。

退院説明の時に卵巣摘出は、子宮摘出とはちがって、そんなに気にしなくてい

いと、看護婦さんにいわれたのですが。本当でしょうか?


★ドクターからの回答★

この手術の場合、開腹手術といっても大きな手術でなく、

お腹の傷も小さく、筋肉である腹直筋も切断しておりません。

したがって手術後の養生は短くても差し支え無いことが多いのです。

長くみても1ヶ月もすれば何をしてもいいと思われます。

むしろ通常の生活をするほうが体重も増えず、筋力もつき、いいのです。

今はお腹に力を入れても何ら問題はありませんし、腹帯も不要と

思われますし、性生活も通常通りで構いません。

今回の手術の場合、担当の医師や看護婦からお聞きになった通り、

ご心配はいりませんので、安心して通常の生活をお送り下さい

Q1. カウフマン療法
45歳の不妊治療患者です。
先月急にFSH
*1が今までの1ケタから2ケタの22になったため、
「カウフマン療法」をやると言われました。

質問1:なぜカウフマン療法と呼ばれるのですか。

質問2:カウフマン療法とは、どういうものですか。対象となる患者のホルモン状態、
     治療目的について教えてください。

質問3:「卵巣性無月経」の治療方法について教えてください。

質問4:ホルモン関係の本を読んでいたら、「正のフィードバック」と
      「負のフィードバック」ということばが出てきました。このことばの意味を教えてください。

*1 FSH:卵胞刺激ホルモン

★ドクターからの回答★

質問1:なぜカウフマン療法と呼ばれるのですか。

  Kaufmann(カウフマン)という学者が考案した治療法ですので、
  このように呼ばれています。

質問2:カウフマン療法とは、どういうものですか。
    対象となる患者のホルモン状態、治療目的について教えてください。

  卵巣が正常に働いている場合には、卵胞ホルモン(エストロゲン)と
  黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されています。
  しかし卵巣機能の低下あるいは無い時は、その程度により薬として補充する
  ホルモン剤の種類や量が異なります。
  カウフマン療法は、両方のホルモンを補い出血を出させる治療法をいいます。  
  したがって、両方のホルモンを補うカウフマン療法の対象となる患者さんの
  ホルモン状態は、両方(エストロゲンとプロゲステロン)のホルモンの分泌が低下
  しているか、若しくは無いのです。
  この治療法の目的は、女性ホルモンが分泌されなくなったことによる症状
  (ホルモン欠落症状)が起こらないようにするためです。
  卵巣に発育して排卵する卵胞がない状態ですから、この治療法によっても
  排卵はしないのが普通です。
*カウフマン療法を数ヶ月続けることで、人工的にホルモンバランスを整え、
治療後のリバウンド効果により、卵巣が再び働き出す事を期待する治療法です。

質問3:「卵巣性無月経」の治療方法について教えてください。

   卵巣には将来発育して排卵する可能性のある卵が多数存在して、
   その内の1個が月経後に排卵するのです。しかしその卵胞が、
   現在分かっていない何らかの機序により、無くなってしまっている状態です。
   つまり卵巣が悪いために月経が無いのを、卵巣性無月経というのです。
   したがって、この状態ではカウフマン療法をして、ホルモン欠落症状を起こさな
   いようにするしか方法はありません。
 
質問4:ホルモン関係の本を読んでいたら、「正のフィードバック」と
    「負のフィードバック」ということばが出てきました。
    このことばの意味を教えてください。

    もともと「フィードバック」は機械工学的な言葉ですが、
    ここでいう「フィードバック」というのは、卵巣から出るホルモンが、
    脳の方に作用して脳(特に脳下垂体)からのホルモンを減らせる場合を
    「負のフィードバック」、逆に脳からのホルモンを増やすように働く場合を、
    「正のフィードバック」と呼んでいるのです。  

Q1. 卵巣の病気による多毛などの症状について

右側の卵巣が倍以上に大きくなっていて、機能していないと言われています。

その影響で、最近左側もかろうじて、機能している状況です。

(卵巣の病名はもう四年も前に聞いたことなので、はっきり覚えていません)

胸がなく、とても毛深いです。女性ホルモンは卵巣が機能してないといけないと

聞きました。その為今ピル(Tridiol21)を毎日一錠飲んでいます。

生理はありますが不順で、生理以外に出血することが多かったですが、

今はピルを飲んでいる為、規則正しくきています。

もっといいホルモン剤(胸がなくとても毛深いを改善する為の)

は無いのでしょうか?

★ドクターからの回答★

卵巣が原因で、月経不順、多毛、乳房の発育不良になっているかも
しれないのです。この場合には、

@もう一度卵巣の超音波検査をしてもらい、「多嚢胞性卵巣」ではな
 いか診てもらう

A血液検査で、男性ホルモン値が高くないか確かめる

B治療としては、「月経不順・多毛・乳房の発育不良」の全てにピル
 は有効ですから、お続けになる方がいいと思います。
 またピルの中でも、今お飲みの低用量ピルでも効果はありますが、
 低用量ピルよりも中用量ピルの方が効果があると思いますから、変
 えてもらってはいかがでしょうか。

C多毛には、これ以外にクスリ(アルダクトンA)がありますから、ピ
 ルと併用しても構いません。担当医に申し出られては如何でしょうか。。  

Q1. 卵巣の病気と妊娠の可能性について
24歳、未婚です。昨年7月に急性虫垂炎を起こしたときに、

両側の卵巣に腫瘍が見つかりました。

盲腸の手術と同時に右側の卵巣を腫瘍(約14センチ)ごと摘出しました。

今年の7月末に今度は左の腫瘍部分(約7センチ)のみの摘出をしましたが、

癒着がひどかったのと、左の卵管の造影検査もしたところ、卵管の通りが見られな

かったといわれました。腫瘍は皮様嚢腫だったのですが、今後の妊娠のことなどを

考えると非常に不安です。卵管が詰まっている場合の今後の治療はどういう段階を

ふむのでしょうか。また、卵巣の機能自体はどうなのでしょうか。生理はきているから、

大丈夫とか言われたり、あまり考えないほうがいい、体外受精もあるし、とかお医者様に

よって対応が違うので混乱します。どうぞよろしくお願いします。

★ドクターからの回答★

まず卵管の通過性を確認する方法として、
 @通気または通水検査
      子宮口から、空気または液体を注入し卵管を通り腹腔内まで行くかを
      みる検査。検査が簡単だが、確診率がやや悪い。保険診療で5000
      円以下。外来で数分でできます。
 A卵管造影検査
      同じく子宮口から造影剤を注入し、レントゲン撮影で子宮・卵管の形状
      とともに腹腔内へ造影剤が到達するかを見る検査。費用は@に同じ。
      外来で20分程度。
 B腹腔鏡下または開腹手術での確認
      子宮口から色のついた液を注入し、直視下に卵管から腹腔内に液が
      到達するかを見る検査。最も信頼できる検査法。費用は手術で不明。
      入院が必要です。
貴女の場合は、Bによって確認されていますので、これ以上の検査はないと思
われます。つまり卵管の通過性はないと判断できます。
今後の治療としては、
 (1)今年7月に手術の際に卵管の通過性を確認してもらった医師の判断が最も
   信頼できますので、卵管の詰まったところだけ切除して卵管を通過させること
   が可能な状態かをお確かめ下さい。もし可能であれば手術をすればいいと思
   われます。
 (2)もし上の手術が無理であれば、つまり卵管の通過性が回復できないとなると
   とりえる方法は体外受精しかないと考えられます。卵巣があり、機能もあり、
   子宮もあるのですから、貴女の遺伝子を受け継いだお子さんは今の医学では
   十分期待できます。

Q1. 更年期障害について
私の母は48才。9年前に大腸ガンになりました。
いつも疲れやすく微熱も続いています。
最近更年期障害とよくにた症状がたくさん起こっているのです。
・肩こり
・大量の汗
・トイレに行く回数が多い
・しびれ
・生理不順
・どうき     など・・・。

で最近ちょっと気になってるのが、

・微熱7度前後 6度7、8 など
・目の前に黒いものが飛んでる 虫がちらつくような感じ

この微熱と黒いちらつき は更年期障害にあてはまるのでしょうか??
もしかして9年前のガンが・・・などと変な事を考えてしまい心配でなりません!!
先生、無理なお願いで申し上げありませんがどうか私の質問に答えてください。
お願いします

★ドクターからの回答★

貴女のお母様の症状の多くは確かに更年期に特有なものです。

つまり更年期症状あるいは日常生活に困るよう程度となれば更年期障害と

呼ばれているものです。しかし更年期症状や更年期障害と診断する場合

には、少なくとも他の疾患でないことが条件です。

それを念頭に起きますと、貴女のお母様の気になられている症状である

「微熱」「目の前に黒いものが飛んでる 虫がちらつくような感じ(飛蚊症・

ひぶんしょう)」は、少なくとも内科や眼科で診察や検査を受けて、異常が

ないかどうかを診断してもらってください。

もしそれらの診断の結果異常がなければ、更年期の症状と考えることも

できます。しかしこの二つの症状は更年期症状や更年期障害というよりも

他の疾患に基ずく症状のように思います。まず内科と眼科を受診のうえ、

診断をお受け下さい。

9年前の直腸がんの手術とは関係ない症状と思われます。

Q1. 筋腫について
はじめまして。

59歳の母は子宮ガン検診に半年に一度通っています。

本日診察を受けたら、ガンはないけど(たぶん毎回細胞診をしていると思います)

筋腫が大きくなっているので、後日検査をしましょうといわれたそうです。

そのとき先生は筋腫は閉経後の女性は大きくならないんですがね・・・

といわれてたそうで母は不安がっています。

可能性としてはどんなことが考えられるのでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。


★ドクターからの回答★

子宮筋腫は、女性ホルモンによって大きくなる事はよく知られています。

したがって閉経しますと、女性ホルモンが出なくなり、子宮筋腫は確かに

小さくなるのが普通です。それが逆に大きくなったとのことですから、

考えられることは、二つです。

・本当に大きくなったのか? 以前と今回の大きさがどの方法で測定され
 ているのかにもよります。どのくらいの期間に、どの程度大きくなった
 のかをもう一度確認して下さい。

・もし女性ホルモンがない状態で本当に大きくなっているのであれば、
 ホルモンとは無関係に大きくなる子宮肉腫などの悪性腫瘍も考えて、
 他の検査、たとえばMR検査をする、定期的な診察の間隔を短くする、
 などの必要が出てきます。

ともかく要注意です。

Q1. 子宮体癌について
はじめまして。

52才、更年期生理不順で婦人科受診、異型子宮内膜増殖症で子宮体癌0期の診断を

受けました。掻爬したときのFSH4.9、エストラジオール469ありました。

子宮、卵巣切除勧められましたが、取りあえず外来でリュープリン実施して、

もう一度掻爬し、精密検査することになりました。

取った方がいいのか不安です。

宜しくお願いいたします。


★ドクターからの回答★

どんな病気でも診断が最重要です。正しい診断が確定すれば、

それにどのように対応するかも決まってきます。

しかし診断が誤っていると、その後の処置も当然間違ったものになります。

今回も同じ事で、診断をより正しいものにするのに、

リュープリン注射して再度子宮内膜の検査をするほうがいいと思います。

その結果をみて、子宮、卵巣の手術が必要かを決めるべきです。

0期ですからそれほど手術は急ぎません。

ともかく要注意です。

Q2. バストアップとピルについて
一度、月経困難症の緩和の為に、ピルを3〜4ヶ月内服しました。痛みは、

少し楽 になりましたが、徐々にまた出てきています。

一度内服するだけで、治るものなのですか?

その際、胸が大きくなりました。私は、胸が小さい事も悩みです。

ピルを飲んでいる間しか、大きくならないのでしょうか?

今、その為にピルを内服しようかと、思っていますが良くないことでしょうか?


★ドクターからの回答★

月経困難症の緩和の為に、ピルを3〜4ヶ月内服して、

今は止められているのですね?当然飲んでいる間は効果がありますが、

止めると徐々に痛みが出てきます。

ピルの乳房に対する効果も同様に飲んでいるときに見られます。

月経困難症と乳房のためにピルを飲むのは悪くないと思います。

Q1. ホルモンのコントロールに付いて
はじめまして。
28歳でアメリカに留学して2ヶ月が経ちました。

生理が2週間続いたり(後半は少量)、普通に4-7日くらいで終わったりを

繰り返していましたが、ここ2,3年は普通になっていました。

8月にアメリカに来てから、生理が2週間で終わったと思ったら1週間後に

また始まり、少量ですが2週間以上続いています。

学校の保健室に相談に行った所、ホルモン調整の薬の飲用を開始し、

継続して飲んで生理をコントロールしましょう、と言われました。

来週再度出向き、婦人科の病院を紹介してもらうことになっていますが、

アメリカの薬は強いと聞き、不安です。

そのまま従っても良いものでしょうか。

また、ホルモン調整の薬というのはピルのことなのでしょうか?

ピルの服用が乳房に効果的とのアドバイスが先生よりありましたが、

それは体の脂肪が増え太る、ということなのでしょうか。

バストアップは大いに結構なのですが、こちらに来て体重が大幅に

増えたため、また太るのは避けたいのですが。。

何卒アドバイスの程、よろしくお願いいたします。


★ドクターからの回答★

今の貴女は、以前からの続きでもあり、アメリカでの生活の変化も

重なったこともあり、卵巣機能が正常に働いていない状態です。

したがって今回は、一旦出血をとめて、その後に月経周期をコント

ロールする薬をとのことですから、方針は間違いないと思われます。

アメリカでも日本でもホルモン剤の用量には差がありませんので、

ご心配は要りません。

月経をコントロールする薬が、ピルであるのか、他のホルモン剤で

あるのかは、担当医によくお聞き下さい。たとえそれがピル(アメリカ

では全て低用量ピル)であっても、乳房へ効果がありながら、体脂肪

には影響しないのが普通です。ただし女性ホルモン剤を飲むと体重

が増えると信じている方がおられますが、間違いといえます。女性

ホルモン剤を飲むと、体調が良くなり、食欲が進み体重が増えると

考えられております。ホルモン剤そのものの作用ではないのです。

もしピルを飲んで、体重が増えるようですと、他のことでたとえば、

食事や運動で体重を減らすしかありません。

ともかく要注意です。

Q2. 生理周期に付いて
 初めまして、41歳の主婦です。
生理の期間についての質問ですが、ここ数年生理の日数が極端に短くなりました。

始まって3日目にはもうほとんど出血が無いような感じです。

夜も以前ならばロングサイズでも漏れてしまうほどでしたが、

朝起きてみたらほとんどナプキンが汚れていないこともあります。

1日目か2日目はそこそこ出血はあります。

2ヶ月ほど前に子宮ガン検診は受け、異常なしとのことでした。

そろそろ閉経が近いのでしょうか?

初潮は10歳5ヶ月の時でした。

以前は生理の周期はきっちり28日と狂うことなくきていましたが、

最近は気がついてみると、早く来たり遅くなったりまちまちです。

生理痛も無いので、短くなったことは楽でよいのですが少し心配です。

出産経験は3度。流産・中絶経験はありません。

最後の出産から約11年経ちます。

このままでほおっておいても良いものかどうか、産婦人科へ行くのも

ためらいがあります。どうぞよろしくお願いいたします。


★ドクターからの回答★

結論からいいますと、貴女の卵巣の働きが衰えかけているのです。

それが更年期につながるのか、一時的なのかは、今後の経過を

見ないと分かりません。卵巣が衰えているという根拠は、

1.月経周期が不規則になっていること
2.月経量が少なくなっていること
3.月経期間が短くなっていること、です。

これらはの中でも、月経の量と期間は、女性ホルモンの分泌量と比例している

と考えられますから、2.と3.は貴女のホルモン量が減っていることになるのです。

今後はこのまま月経の状態、とくに月経周期が長くなる、

つまり月経が飛ばないかをみながら、女性ホルモンが減った時にみられ

る他の症状である、ほてり、汗、動悸などが現れるかを観察することです。

このまま更年期になる可能性がないわけではありませんから。



今回、質問に回答して
くださったお医者さまは・・・
三宅婦人科内科医院院長
婦人科・内科 三宅 侃先生


元大阪大学医学部産婦人科助教授。
内分泌系(ホルモン)の専門医。
更年期・ホルモン系疾患に造詣が深い。

三宅婦人科内科医院
〒540-0033  大阪市中央区石町1−1−1 天満橋千代田ビル 2号館
TEL 06-6966-3063 /FAX 06-6966-3064


ドクターへの質問箱TOPへ



BACK